視神経が減って視野が欠ける病気です



主に眼圧(眼球の硬さ)によって視機能障害を生じた病態を緑内障と総称します。視神経が減って視野が欠ける病気で、進行すると最終的には失明する可能性があります。 大きく分けて非常にゆっくり進行する慢性の緑内障と進行が速い急性緑内障があります。

一般的に
慢性緑内障=開放隅角緑内障+正常隅角緑内障
急性緑内障=急性閉塞隅角緑内障

他の眼疾患、例えば糖尿病網膜症、内頚動脈閉塞症、ステロイドの点眼・内服の副作用、外傷後に伴って生じる緑内障もあり、これらは続発緑内障といいます。 緑内障は、初期には自覚症状はまずありません。自覚症状での発見は難しく、自覚症状で発見された場合にはほぼ末期の状態です。失われた視神経は再生しませんので、治療の最大限の目標は現状維持です。余裕のあるうちに治療を始めて、極力進行させない。つまり早期発見が重要です。日本の緑内障疫学調査の多治見スタディによると、40歳以上の緑内障有病率は約5.78%で17人に1人、70歳以上の約13%が緑内障という結果があり、予想以上に緑内障は多い疾患です。 治療は病型によって方針が異なります。慢性緑内障の場合は、多くの方が点眼治療で眼圧を下降させることで進行を遅らせることができます。急性緑内障の場合は、手術治療になることが多いですが、手術に至るまで、点眼治療・内服治療などを行います。

当院では、早期発見に有用な検査機器のスウェプトソースOCTを採用しています。 慢性の進行の遅い緑内障は、点眼治療を長く継続する必要がありますので、防腐剤フリーの点眼などを使用し、なるべく副作用などが出ない工夫をしています。


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