一般診療

ドライアイ、角結膜炎、眼瞼縁、マイボーム機能不全などの症状に対し、点眼治療の他に、眼瞼清拭や温罨法などのケアをお勧めしています。

1、「目がごろごろする」時に考えられる症状



①マイボーム腺機能不全

眼瞼縁には涙の脂分が排出される部分があり、マイボーム腺と呼ばれています。 このマイボーム腺の脂分が詰まったりすると、目がごろごろしたり、目の周りが痛い、熱い、涙っぽいなどの症状が出てきます。 ホットアイマスクや蒸しタオル(電子レンジで温めたタオル)で眼瞼を温め、その後、目の周りを清拭(洗う)ことで症状が良くなります。 目の周りを温める道具はドラッグストアなどで色々売っていますね。 目の周りを洗う道具は、オキュソフト、ティーツリー洗顔液があります。 あるドライアイ点眼がマイボーム腺の詰まりを軽快させる効果があります。 また、このマイボーム腺に炎症がある場合、抗生剤の内服治療をすることもあります。 詰まりがひどい方は、外来の診察室で眼瞼を圧迫し、脂詰まりを除去します。



②結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)

結膜(白目の表面の皮)が年齢の変化などで弛み、主に下方の結膜が余ってしまい、 瞬きや目を動かすことで、結膜が擦れ、ごろごろします。 結膜が擦れて結膜の血管が切れて、結膜下出血をよく合併します。 ドライアイ点眼のムコスタ点眼などで症状が治まることもありますが、点眼で治まらない時や、弛緩がひどい場合は、手術をすることもあります。



③アレルギー性結膜炎

花粉や、ハウスダストなど、何らかの原因で、結膜に炎症が起き、主にかゆみの症状を起こします。診察の時は、上眼瞼を裏返し、結膜の炎症状態を確認します。 抗アレルギー点眼、ステロイド点眼、免疫抑制剤点眼で治療します。 花粉症で目の周りが痒い方は、点眼では効果がないので、抗アレルギー剤内服で治療することもあります。



④ドライアイ

涙が少なくなり、目の表明が乾き、ごろごろします。 涙液減少するもの、眼表面の蒸発亢進によるもの、マイボーム腺機能不全によるもの。 点眼で治療しますが、人工涙液、ヒアルロン酸点眼、ジクアホスナトリウム点眼、ムコスタ点眼、低濃度ステロイド点眼など色々あります。 人によって合う合わない場合がありますので、最初に使った点眼がだめでも、再診していただき、変更することもよくあります。 点眼で良くならない方は、涙の排出路である涙点を塞ぐ、涙点プラグなどで治療します。



⑤細菌性眼瞼炎(さいきんせい がんけんえん)

瞼の縁や、まつ毛の生え際にcollaretteというフケ様のものが沈着したり、または、点眼の付け過ぎで目の周りがいつも濡れていると炎症が起きただれます。 治療は、目の周りの清拭と、抗生剤点眼1日2回ほどで良くなります。炎症がひどい方は、抗生剤の内服治療が必要なこともあります。



⑥眼瞼痙攣(がんけん けいれん)

瞬きがうまくできないことで診断します。 瞬きがうまくできないと、ドライアイを合併し、ごろごろするなど目の不快な症状起きます。眼瞼痙攣の治療には、 眼瞼ボツリヌス注射がありますが、当院では行っておりませんので、ご希望の方は、ご紹介いたします。 (抗不安薬の長期服用による副作用で、薬剤性眼瞼痙攣が起きることもあります。)


2、感染性角膜炎・角膜潰瘍


角膜(黒目)に細菌、ウイルス、真菌、アカントアメーバなどが感染し、透明な黒目に炎症が起き、白く混濁を起こしてしまい、 眼痛の症状と視力が低下します。健康な方では、角膜に感染症が発症するのはまれですが、コンタクトレンズを不適切に使用し、 角膜に感染を起こすことがあります。コンタクトレンズを使用される方は、定期的な診察をお勧めします。


3、屈折異常、近視、遠視、乱視


眼の屈折度数を測定し、近視、遠視、乱視など各人にあった眼鏡やコンタクトレンズを提案・処方いたします。 当院ではレーシック(屈折矯正手術)は行っておりません。レーシックをご希望の方は、ご紹介いたします。


4、老視


年齢の変化で水晶体が硬くなり、厚みが変わりづらくなり(調節力が低下)近くが見えずらくなる状態です。 近用眼鏡、遠近両用眼鏡、中近眼鏡・近近眼鏡などの累進屈折力眼鏡など各人のライフスタイルにあった眼鏡を提案・処方いたします。


5、コンタクトレンズ


当院では、近視用、遠視用、乱視用、遠近両用、サークルレンなど患者さんの眼にあったもの幅広く作製できます。 また、治療用などの特殊コンタクトレンズにも対応しています。
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6、飛蚊症


黒い点が見える、ごみ見たいなものやひも状のものが眼を動かすとチラチラ見える、などの症状です。明るい白い壁を見たときに自覚しやすいです。 多くは生理的な目の中の変化で心配ないものですが、たまに網膜裂孔、硝子体出血、ぶどう膜炎などの眼の病気のことがありますので、 飛蚊症症状がある方は、眼科での診察(眼底検査)を受けてください。


7、網膜裂孔


眼の中のフイルムの役割をしている網膜に裂孔(穴)が出来る状態です。虫が飛んで見えるなどの飛蚊症を自覚することが多いです。 放っておくと、穴から網膜が剥がれ、網膜剥離になって視野欠損を自覚します。剥がれる前にレーザー網膜光凝固術で治療します。網膜が剥がれた場合は手術治療が必要です。


8、眼性疲労


眼が疲れる、という訴えは多く、市販の疲れ目の目薬で済ましている方も多いと思いますが、白内障、緑内障、網膜剥離、ぶどう膜炎、 ドライアイ、マイボーム腺機能不全などの疾患の場合もありますので、まずは眼科での診察を受けることをお勧めします。


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